コアリーダー(高齢者・ドイツ)(平成22年度参加青年報告)  

このレポートは、平成22年度の埼玉IYEO主催の帰国報告会の際に配付された資料に添付されたものを転載したものです。


派遣期間――2010年10月10日~19日
訪問都市――ベルリン、ボン、ケルン

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(ソーシャルワーク・ベルリン訪問時にとった集合写真)


【団のスローガン】
豊かな「生」をどうとらえるか
日本でも介護保険制度が始まって10年弱がたったが、高齢者介護に携わる私達にとってそれらのサービスだけで高齢者が潤いのある自分の人生を生きることが出来ているか疑問に感じることがあった。高齢者が生き生きと暮らせる社会を目指し、一人一人の主体性を中心としたサービスや介護のあり方を模索するため、年を重ねることを前向きに捉えようとの思いから「老い」ではなく「生きること」をスローガンに掲げた。既存のサービスや制度だけではない緩やかで豊かな”生”のヒントを今回のドイツ訪問で知ることができたと感じている。

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(ボンで開かれたフェアウェルパーティーにて)


【最も印象に残っているエピソード】
Sozialwerk Berlin代表のトレゼンロイター女史は、ドイツはもとよりヨーロッパ中で高齢者ボランティアの普及活動を進める人物として知られており、82歳の現在も多忙な日々を送っている。「人を動かす動機とは“お願いし、感謝し、それを認めること”」と仰り、病気になった仲間には戻ってもらうためのポストをあけて置き「どんな小さなことでもいいからやってもらう」ようにしてその人の働きがいを奪わないようにしている。高齢者がボランティアとしての責任と誇りを持って職務に当たっていることがとても素敵だった。

【事業を通じて得た経験を今後どのように活かしていきたいか】
日本でも介護保険でホームヘルプや予防介護の取り組みがなされているが、それはあくまでセイフティーネットであり最低限の社会保障である。介護保険でまかなえないことをボランティアや地域福祉でサポートしていく必要がありその充実を図ることが重要である。地域社会再生の手がかりを探り、高齢者にとってもまたどの世代にとっても支えあいが保てる“クモの巣”のようなつながりを張り巡らすことを社会的に行う必要を感じる。
日本でも地域福祉の取り組みが始まっている。自助・共助・公助に基づいた新たな協同・協力関係の創造と、新たな共助の仕組みづくりを模索し「支え合いをささえる仕組みづくり」を目指している。私もまずは自分の足元から、できることに積極的に関わっていきたい。そのような活動が世代を超えて日本全国で行われ、やがて日本中にネットワークの糸が広がることを夢見ていきたい。

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(最愛のMy family in Bonn !)

[ 2010/10/19 22:01 ] 事業参加報告 | TB(0) | CM(0)

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