帰国報告会及び事後活動紹介(パネルトーク編) 

帰国報告会の後は、各事業ごとの代表5人によるパネルトークを行いました。
今回の全国大会のテーマである、「絆をつなごう彩の国から―Wings for the Future―」にちなんで、絆をキーワードにさまざまなエピソードを話していただきました。

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パネラーは以下のとおりです。
・リトアニア――平成22年度第17回国際青年育成交流事業(リトアニア)
・ドイツ――コアリーダー育成プログラム 高齢者福祉分野ドイツ派遣
・韓国――平成21年度第24回日本韓国親善交流
・東ア船――平成21年度第36回東南アジア青年の船
・世界船――平成21年度第22回世界青年の船

手元のメモをもとに、やりとりを再現してみました。
長いので、記事は折り畳みました。詳細は、クリックして読み進んでくださいね。

――絆というのはすぐできるものではない。コミュニケーションというものがとても大事であったと思う。リトアニア団では、スローガンの中にどのように盛り込んだか。
○リトアニア リトアニア団のスローガンは、動かせ歴史、明るい未来へ、リトアニアと日本をつなぐ橋になろうということだ。
協調性だけが大事ということではなく、自分らしさを失うことなく、みんなをまとまっていく大切さ。自分の意見が正しいかどうかではなく、自分の意見はこうなんだということをまず相手に示す。その上で、どうしていくかということを考えていく。お互いが意見を言いやすい雰囲気をつくり出す。お互いが違うということを知って、積極的に相手のことに耳を傾けることにした。

――どのようなときにコミュニケーションの大事さを感じたか。
○韓国 言わなくてもこの人はわかっているだろうということではなく、思いやりのある言葉をかけることによって、かけられた人も、かけた人も心が安らぐ。思いやりはちゃんと言葉にしなきゃいけない。

――世界船がインターネットや携帯電話が使えないという状況だが、外国人、青年との生活にはどのように苦労があったか。
○世界船 船に乗っていて、口にすることが大切だなと思った。日本だったらここまで言わなくてもわかる、察してくれということは、厳禁だなと思った。
はっきり物を言うというのは難しかったが、言ってしまうと、すんなり聞いてくれることが多かった。後半の船の生活は楽になった。

――事業に参加する前に、研修で日本についてさまざまな分野にわたって学んでから参加したと思う。それを通じ、また参加し、外国人青年との接点や異国の文化に触れ、改めて気づいた日本のよさ、わかったのはどのようなことか。
○リトアニア 日本についてたくさん質問を受けた。私の生活からかなりかけ離れたこともあった。
例えば、東アジアでは神道とか仏教以外に儒教的な思想があると思うけれども、それは一体どこで勉強するんだとか、質問された。日本の文化の大切さを改めて実感した。もっと勉強していかなくてはいけないと思った。
訪問した中で日本という国の技術とか環境というものが物すごいいいということを改めて感じた。教育システム、社会インフラ、安全でいられるということのありがたさ。夢を実現するための環境というのがすごく整っている環境というものを改めて再認識した。

○東ア船 成熟社会であるということを強く感じた。
ディスカッションをする中でも、例えば、日本でいるとニートという問題をどうやって減らしていくかということを考えがちであるが、東南アジアの青年はどうやってリーダーシップを育てるか、どうやって国を引っ張っていくかということにフォーカスしている。経済的な違い、論点のずれがあった。
日本の若者と海外の青年の若者を比べたときに、国に対する意識が違う。発展途上国の学生たちは、国で一部の学生しか十分な教育を受けていない。自分たちが国を引っ張っていくという気概とか、リーダーシップを持っている。日本の学生はそれに欠けているということを強く感じた。
今後、リーダーシップを発揮できればいいなと思う。

○ドイツ ドイツの高齢者は参加に積極的、ドイツでも女性パワーが強くなっている。会長さんが女性ということが多々あった。
イベントとかプログラムで地域の高齢者に出てきてもらうこととすると、男性は、年寄りと思われたくない、私はまだ若者といって、結構出てこない方がいらっしゃる。日本でもそれは同じだということ。

――皆さん事業に参加して、どのような点で絆を感じたのか。どのような絆ができたか。
○世界船 日本人参加青年との絆が深くなった。13カ国から青年が集う。ナショナルプレゼンテーションというのがあって、太鼓の練習をしに神奈川まで通った。
下船後、イベントがあって、みんなが集まり、思い出話に花が咲く。仲間との絆を感じる。

○東ア船 先月、1週間ラオスに行った。現地の参加青年と既参加青年が集まってくれた。仕事を休んでまでも世話してくださった。タイからホストファミリーが遊びに来ていた。ホームステイした家族とは今でもつながっている。
終わってからが本当のスタートだと言われる人がいたが、そういうふうに感じた。今後とも絆をつなげていきたい。

○ドイツ 高齢者のボランティア団体の会長さん、82歳の現役の方がおっしゃっていたのは、人はだれでも高齢者予備軍、若い世代も高齢者になる。関係ない人もいつかはそうなる。高齢者も、自分のできることでさらにもっと上の高齢者のために積極的になさっている体制というのがとても魅力的だった。
人と人の絆というのがすごい大事だというふうに思った。

――築き上げてきた絆を今後どのように具体的に広げていきたいか。
○リトアニア 日本とリトアニアをつなぐ窓口としてこれからも活動して絆を広げていきたい。歴史を動かしていくような何か力になれたらなというふうに思っている。
現在、岐阜とカウナスの手紙の交換活動を行っている団員がいる。来春に第3弾を送る予定。リトアニアと日本のかけ橋になっていくことを目指したい。

○ドイツ 2月に招聘プログラムがある。イギリス、ニュージーランド、ドイツの12、3名がいらっしゃる。温かいもてなしを日本で行っていきたい。
地域の方でも、住んでいる埼玉県新座市で新しい支え合いを支えるシステムづくり、地域福祉の新しいネットワークづくりが始まっている。新たなネットワークづくりというのも積極的に参加していきたいと思っている。

○韓国 塾でアルバイトをしている。子供たちは韓国について知る機会は教科書や自分で調べるだけだが、実際に体験した私の話を聞くことで生の韓国を知ってもらいたいと思っている。
また、国際学生寮という日本人より留学生が多い寮に住んでいる。そこでもいろいろなイベントが企画されている。韓国でも行ったスポーツレクリエーションを企画していきたい。

○東ア船 大学などで成果発表をした。発表を聞いた学生も応募してくれた。社会に対してどう貢献できるかというのはまだ目指している段階。分科会でNPOの分科会に参加したが、アイデアはあるんだけれども、なかなか実際の行動に消化させ切れていないという面があり、一歩踏み出す力というのが必要だなということを今回改めて感じた。
東南アジアの学生と日本の学生の交流を促進させたい。

○世界船 国際交流だとか国際交流に関する情報を発信して、それに興味のある関心のある世界青年の船、同じ年に行った人たちがつながるような役割を少し助けられたらいいなと思っている。
ずっとNGO、NPOの分野で5年ぐらい仕事をしていた。情報が集まってくるけれども、それをどうやって発信するか、その相手が少ないなと思っている。今回、国際協力に興味を持っている人たちがいるということがわかった。情報を伝えることで、絆とかその人たちの国際協力をやってみたいなというステップアップ、背中を押すような役割をすることができればいいなというふうに思っている。

――それぞれに思い描いていることを実現し、国が国を超えた絆、今まで以上、深まっていければ本当にいいことだと思う。実際にやられている先輩がこれだけいらっしゃるということは本当にすてきなことだと実感している。(了)
[ 2010/11/28 10:50 ] 全国大会2010 | TB(0) | CM(0)

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