「日中友好三十而立」1)各都市の違いを考える(2002年度第24回日本・中国青年親善交流参加報告) 

 内閣府の日中青年親善交流事業の中国派遣団に参加させていただき、中国の北京、長沙、昆明、広州、シンセンを19日間かけて訪問してきました。(http://www8.cao.go.jp/youth/koryu1.htm)
 この事業は昭和53年の日中平和友好条約を記念し始められたもので、今回で24回目を迎えました。折しも今年は日中国交正常化30周年という節目の年に当たり、中国派遣団では「日中友好三十而立」というテーマで各地で親善交流をしてきた次第です。

 今回私たち派遣団が行った都市というのは、北京、長沙、昆明、広州、シンセンということで、いずれも中国を代表する大都市や省都です。
 私の中国への第一の関心事は地域間における経済格差であるため、都市を巡るたびに各都市を比較したりそれぞれの違いをよく考えました。

 その地域の実態を見るには余りにも狭い範囲を見たにすぎず、車窓から見たイメージだけなのですが、省都のメインストリートはどこの都市もそれなりに立派でした。
 もちろん北京、広州、シンセンといった都市は長沙、昆明よりも車線も広く、周りの建物が高層化しているし、店舗の規模の大小、街自体の整然さといった違いは歴然としていました。もし、メインストリートの違いはその地域の最高水準の違いでもあると考えれば、各地域の経済格差は間違いなく存在していました。
 ただ、個人的にはそれは日本の東京と地方都市の差を見ているようなもので、それほど大都市と大都市に甚大な格差が出ているというふうには思いませんでした。格差について統計などを調べてみると、実際に大きく格差が広がっているのは大都市と大都市との格差というよりも、その都市内における人々の経済格差や都市と農村との経済格差の方なので、私がそういうふうに考えるのは統計からはそんなに外れてはいないことなのかもしれません。
2002中国団長安街の渋滞
北京のメインストリート、長安街の渋滞。片側6車線はあるというのに、路上は車でいっぱい。中国人は自転車で移動という私たちの固定概念はぬぐい去らないといけないほどの車社会でした。
2002中国団北京の街
北京市規画展覧館から見おろす景色。北京留学経験者が団員には数人いましたが、その発展振りにただただ驚いていました。

 それから、都市比較に関連して、各都市のスーパーマーケットの品ぞろえの違いやバスの車窓から見える車種で、日本の食品企業や自動車企業の進出についても考えました。
 まず、車については、沿海部では外資系企業の車を多く見ました。タクシーに多い車種なのかもしれませんがやっぱりフォルクスワーゲン系の車をよく見かけました。日本の車は余り見かけなかったです。
 内陸では国産ブランドの車が走っているのを多く見ました。また、沿海部よりも日本車を見る機会が多くありました。絶対数的には多分沿海部の方が多いのかもしれないけれども、外資系の中では健闘しているのではないかと思いました。
 次に、食品については、沿海部のスーパーでは日本の会社の食品をよく見かけたのですが、内陸部では日本の会社の食品を見かけなかったことに驚きました。ただし、変なひらがなが書かれている中国の食品はよく見ました。
 もし、ひらがなが書いてあることがある種の食料品への信用担保手段ということになっているのであれば、日本企業の食品が内陸のスーパーに並んでいてもいいと思いました。
2002中国団深センゲート
その当時、深センを通過するゲートがあり、ここで手続をしなければ通過ができませんでした。大陸部と経済特区との差を感じる一瞬でした。
[ 2002/10/03 17:20 ] 事業参加報告 | TB(0) | CM(0)

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