東南アジア青年の船(平成26年度参加青年報告)2 

このレポートは、平成26年度の埼玉IYEO主催の帰国報告会の際に配付された資料に添付されたものを転載したものです。

【ホームステイ中のエピソード】
 今年度は、ブルネイ・ダルサラーム国、カンボジア王国、ミャンマー連邦、インドネシア共和国の4カ国にホームステイをさせていただいた。どの国でも、初めて目にするもの・初めて体験することばかりで、大変貴重な経験になった。

 4カ国でのホームステイを通して最も変化した価値観が「幸せの基準」である。
 日本での私たちの生活は何不自由ない、端からみたら「幸せな生活」であろう。しかし日本人の自殺率は極めて高く、道行く人々も少しばかり暗い表情を浮かべている。一方、外国青年は常にパワフルで笑顔に溢れ、各寄港地も明るくエネルギッシュな雰囲気に包まれていた。
 ブルネイで出会った青年は「ブルネイはとても小さな国だけれど、皆で他愛もない話をしているだけで幸せだ。」と何の迷いもなく言っていた。それまで、「東南アジアは発展途上国で貧しいから、かわいそう」という先入観を持っていた私にとってこれらは衝撃的な経験であった。
 このように、バックグラウンドの異なる人々と生活したことで、人の「幸せ」の基準について考えさせられた。

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(ブルネイにホームステイした参加青年とホストファミリーと一緒ににっぽん丸の前で)

[ 2014/12/19 21:25 ] 事業参加報告 | TB(0) | CM(0)

東南アジア青年の船(平成26年度参加青年報告)1  

このレポートは、平成26年度の埼玉IYEO主催の帰国報告会の際に配付された資料に添付されたものを転載したものです。


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(300名を超える全参加青年とカンボジアのビーチにて)

 今まで大きな挑戦をしたことが無かった私にとって、本事業はまさに、私を変える「挑戦」であった。その中での最も大きな気づきは「全ては自分次第だ」ということである。

 外国参加青年との顔合わせから乗船までに、日本国内でのプログラムが約10日間あったが、たった10日の間に、自分の英語力の低さと外国青年の発言力の高さを痛感し、研修前の「頑張るぞ」という強い意志があっさりと砕け散ってしまった。乗船してからも自分に自信を持つことができず、なかなか周囲に馴染むことができなかった。

 しかし、最初の寄港地、ブルネイにて転機は訪れた。私は5人の外国参加青年と共にホームステイをしたのだが、彼らはホストファミリーや現地の方々とすぐ打ち解けていった一方で、私は一人で沈黙を貫いていた。
 それでも、せっかくの挑戦の機会を無駄にするわけにはいかないと思い直し、1日目に出会った現地の方に思い切って話しかけてみた。
 日本とブルネイ双方の話やお互いのことを話し、私は時間を忘れてしまうほどに会話に熱中していた。その時、「相手のことを知りたいと強く思い、臆せずに心を開けば、たとえ英語が稚拙でも通じ合うことができるのだ」と感じ、嬉しくなった。
 それを機に、その後の船内生活や寄港地活動でも、積極的に周りの人々に話しかけていくことで、お互いに本当の家族のように接し合うことができた。

 事業参加以前は、何をしても上手くいかないと嘆き、その原因を環境のせいにしていた。しかし、本事業を通じ、失敗の原因は私自身にあり、自分次第で物事は良い方向に変えられるのだということに気づいた。
 また、日本で何気なく生活しているだけでは決して気づくことの無かった東南アジア各国の現状や、青年たちの考え方、そして自分の価値観をも知ることができた。
 このようなかけがえのない機会に恵まれたことに感謝すると共に、本事業で得た経験を社会に還元できるよう、自ら求め、また新たな挑戦を始めていきたい。

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(日本人青年がが主催した茶道体験教室の参加者と)

[ 2014/12/19 21:18 ] 事業参加報告 | TB(0) | CM(0)