コアリーダー(障害者・ニュージーランド)2 

このレポートは、平成25年度の埼玉IYEO主催の帰国報告会の際に配付された資料に添付されたものを転載したものです。

派遣人数――日本青年27名
デンマーク(高齢者関連活動)、ニュージーランド(障害者関連活動)、英国(青少年関連活動)
派遣期間――2013年10月13日―22日


【エピソード】
 5日目は、首都ウエリントンから約200キロ北上したワンガヌイ地方への訪問であった。
 ワンガヌイはニュージーランド先住民であるマオリが多く住む土地であり、イギリスと争ったマオリ戦争の地でもある。

 この地を訪れた派遣団は、マオリ族の伝統的な歓迎の儀式を受けることになる。
 マオリ族と訪問団が相対し、訪問の目的を確かめるやりとりを行う。そして、訪問団が敵ではないとわかると、歓迎の儀式が行われ、ホギという鼻と鼻をくっつけて交わす挨拶を皆で行う。
 神聖で緊張感漂うセレモニーの中、私たち訪問団は、プログラム中の合間を縫ってひそかに練習していた「よさこいソーラン節」を披露した。

 ラクビーのニュージーランド代表オールブラックスなどでおなじみの「ハカの舞(ダンス)」に通ずるものがあったのか、日本でおなじみの踊りはマオリの人々に喜ばれ、その後の昼食会では楽しい交流を図ることができた。

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(ワンガヌイ地方紙に掲載)

[ 2013/10/22 22:48 ] 事業参加報告 | TB(0) | CM(0)

コアリーダー(障害者・ニュージーランド)1 

このレポートは、平成25年度の埼玉IYEO主催の帰国報告会の際に配付された資料に添付されたものを転載したものです。

派遣人数――日本青年27名
デンマーク(高齢者関連活動)、ニュージーランド(障害者関連活動)、英国(青少年関連活動)
派遣期間――2013年10月13日―22日


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(タリアナ・トゥリア障害問題担当大臣<中央> とニュージーランド派遣団)

 私たちニュージーランド派遣団は、障害者の医療・福祉・教育分野に携わる専門職で構成された派遣団である。
 私は、高齢者、障害者への支援を目的とした複合機能を持つ県内の施設で障害者相談支援専門員として従事している。

 我が国では、障害者の権利を定めている国際条約である「障害者権利条約」に先日ようやく批准したところであるが、障害者権利条約の成立に大きな影響を与えたのがニュージーランドである。
 この国では「障害」を個人の内在する問題として捉えず、「障害は社会が生み出す」、「障害者にしてしまっている社会」という社会との関係性を強調した「障害の社会モデル」という考え方をベースとしている。
 派遣団は、ニュージーランドの社会モデルや障害当事者の活動を通し、我が国の実践に活かすことをこと目的に視察に臨んだ。

 訪問国では、障害問題担当大臣や国連権利条約委員会の元コーディネーターへの表敬をはじめ、国の関係省庁や地域の中心機関、NGOや当事者活動などを視察し、様々なレベルにおける社会モデルの取り組みについて学ぶことができた。
 また、現地の障害当事者との多くの交流を通し、この国が目指すインクルージョン社会(共生社会)の一端に触れることができた。
 障害当事者が生き生きと自己実現に向けて人生を歩んでおり、彼らの活動が社会モデルの広がりやインクルージョン推進につながるのだと実感した。

 今回の視察から、障害当事者たちが積極的に自己実現できる社会を全体で創っていくことが、私たちが目指す障害者支援の未来であると確信した。
 今後、それぞれのフィールドに戻り、行政、非営利団体等と協働しながら地域で支援ネットワークをつくり、障害者の自己実現や積極的な社会参加が可能な地域社会を創造していきたい。

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(ニュージーランド障害施策に関する議論)

[ 2013/10/22 22:46 ] 事業参加報告 | TB(0) | CM(0)